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池田 龍二 院長

RYUJI IKEDA

地域のホームドクターとして、皆様のお役に立てる心のこもった医療を提供

日本医科大学医学部大学院を卒業。新松戸中央総合病院、日本医科大学千葉北総病院に勤務し、1997年に『町屋整形外科』を開院(東京メトロ千代田線・京成線「町屋駅」より徒歩5分、都営荒川線「町屋駅前駅」より徒歩5分)。

池田 龍二 院長

池田 龍二 院長

町屋整形外科

荒川区/町屋/町屋駅

  • ●整形外科
  • ●リハビリテーション科
  • ●リウマチ科

父の病気を機に、患者の気持ちがわかる医者をめざして

池田 龍二 院長

私が小学4年生のときに父が脳梗塞で倒れました。当時はCTが日本に数台しかなく、診断をしてもらうのも大変な時代でした。父との思い出は、急な手術に立ち会ったことや、夏休み、旅先で入浴の介助をしたこと。子供だった私にとって父の病気はとても大きなもので、医者を目指したのは父親の面倒を見たいと思ったからなのです。
父のことがあって、当初は腹部外科や心臓外科を目指していたのですが、私が大学を卒業するときに父が亡くなり、途方に暮れることになりました。そんな折り、いち早く医師となっていた兄から、「今後は高齢者が増えてくる。整形外科はどうだ?」とアドバイスされたことで目の前が開けました。もともと、麻痺のある父がリハビリに四苦八苦していたところを見ていたということもありましたから、すんなりと道が定まったのです。
日本医科大学大学院に進学してからは腰や骨盤を専門にし、仙腸関節の神経の研究に従事していました。その後は、新松戸中央総合病院、日本医科大学付属千葉北総合病院に勤務し、1997年に『町屋整形外科』を開院するにいたったのです。町屋は母校の日本医科大学がある千駄木に近く、私にとっては縁のある土地でした。そしてなにより、医療連携の面を考えてもベストな場所だと考えたんですね。

自らの体験を通じ、患者さんの気持ちに寄り添うことを大切に診療に臨む

池田 龍二 院長

整形外科ではレントゲンやMRIを撮ることがありますが、悪い部分が画像に出ているからと言って、必ずしもそこが原因とは限りません。手足のしびれ、腰痛などに顕著ですが、時に精神的な辛さが身体症状として現れることも少なくないからで、すでに欧米では、脊椎の痛みは精神科の医師と一緒に診ることが常識となっています。
診察においては、“場所にとらわれない”ということも念頭においています。たとえば、五十肩と診断されたのに、実際には首が悪いからということもよくあることですし、腰痛の原因が股関節に問題があるケースも多々あります。当院には水曜日に脊椎専門の先生がいらっしゃっていますので、判断が難しいものについては、2人で確認し合うようにしています。ダブルチェックをおこなえばそれだけ診断の正確さが増すことになりますし、常日頃から問題の要因は何かということを注意深く診ていく必要があると思っています。
そしてまた、患者さんの痛くて辛い気持ちをどれだけ医者がわかってあげられるかということも重要です。とかく医者は、普段から多くの症例を診ていることもあって、どれも同じように見てしまいがちです。しかし、悩んでいる患者さんにとっては、その1つひとつが切実な問題なのです。私は、父と過ごした経験から、病気がどれほど辛いのかということを想像することが出来ます。それこそが私の一番の強味だと思いますし、患者さんが自分の親や子供だったらどうして欲しいのかということを念頭において診察に臨んでいます。

自分の範疇を越えたものについては、すみやかに専門の医療機関へとご紹介することが大切

池田 龍二 院長

開業から数年が経った頃より、当時、東京女子医科大学におられた井上教授とともに、整形外科医を対象とする講演会を企画するようになりました。現在も年に数回を目処に近隣の先生を講師としてお招きし、開催しています。
この企画は自身のブラッシュアップを図るものであると同時に、地域や中核病院の先生方とつながりをつくるものでもあります。患者さんのことを考えるなら、専門外のものは出来るだけ自分のもとに抱えないようにするのが得策です。首や腰、手、膝、足などを専門とする“顔の見える”先生方にスムーズに紹介出来るということが、当院の1つの特色となっています。

誰かの幸せが自分の幸せに

待合室に飾ってある絵は、季節ごとに取り替えています。絵は、私自身が好きということもありますが、患者さんに少しでも喜んでいただけるようにと思い、集めたものなのです。
この年になりますと、人を幸せにすることが自らの幸せになると強く実感するようになりました。実際、私自身というより、周囲の人が喜んでいるのを見る方が気持ちが豊かになるということはありますよね。開業から20年を越えてやってこれたのは、ひとえに患者さんをはじめとする多くの方のご理解があってこそです。医療を通じ少しずつでも、そのご恩を返していければと思っています。

これから受診される患者さんへ

私が出来ることは、患者さんが治るのをお手伝いするだけです。医師を目の前にすると遠慮されて言いたいことも言えないということもあろうかと思いますが、躊躇される必要はありません。我慢せずなんでもお話しになるべきだと思いますし、治療の方法についてもご自身の希望を伝えるべきです。私たちはその思いを汲み取り、最善と思われる選択肢を提供します。お一人で抱え込まず、治る過程を共に歩んでいけたらと考えています。

※上記記事は2018年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

池田 龍二 院長 MEMO

整形外科専門医 /リウマチ専門医 /リハビリテーション科専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味:語学(英語、イタリア語)
  • 好きな本:古典文学、ミステリー
  • 好きな映画:『シェイプ・オブ・ウォーター』
  • 好きな言葉:「自分は幸せになれないけど、人を幸せにすることは出来る」
  • 好きな音楽・好きなアーティスト:「ポップスからロック、松任谷由実まで幅広く」
  • 好きな場所:田舎(現地の人とお話が出来るところ)

グラフで見る『池田 龍二 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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